トランス脂肪酸はなぜ身体に悪いのか?

こんばんは!
前回はトランス脂肪酸についてお伝えしました。今回はトランス脂肪酸が実際身体に及ぼす影響についてお伝えしていきます。

①分解、代謝に大量のビタミン、ミネラルを消費する

食べるプラスチックと呼ばれるトランス脂肪酸、分解、代謝される際に多くのビタミン、ミネラルを消費してしまいます。

脂肪酸は肝臓で分解されます。
その分解されたものでホルモンなどを作っています。
つまり、質の悪い脂質を摂っているとホルモンの質も悪くなります。

また、分解の際に肝臓にも負担がかかります。
肝臓が悪い=お酒のイメージがとても強いですが、お酒を飲まない方も肝臓を悪くすることがあります。そんな時はどの種類の脂質を摂取しているか気にしてみてください。

②細胞膜の分子構造の破壊
細胞は細胞膜というもので囲まれています。
その細胞膜の構造がトランス脂肪酸によって、崩れてしまい、細胞膜の透過性が悪くなってしまいます。

栄養が細胞の中に入り、ATPという物質を生成し、代謝が起こり、悪いものを細胞外に出すというサイクルが壊されてしまい、身体に悪影響が出ます。

③活性酸素を作り出す
少量の活性酸素は身体に必要ですが、トランス脂肪酸を分解、代謝する際に必要以上に大量の活性酸素が発生してしまいます。

活性酸素は万病の元とも言われ、身体を酸化させてしまい、老化や病気の原因になってきます。

④悪玉コレステロール、中性脂肪の増加
悪玉コレステロールと中性脂肪を増加させ、逆に善玉コレステロールを減少させてしまう特徴があります。

というようなことから、トランス脂肪酸は摂らないように気をつけましょう!

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